治療の流れ
お客様お一人お一人、身体の性質や状態は違います。なので、まずはお客様お話をしっかりと聞くことから始めていきます。
当院では、お客様の身体の性質や状態に合わせた、オーダーメイド治療を行います。初めての方もご安心して御来院ください。
①問診票に症状や痛みの状態をご記入下さい。
受付を済まされましたら問診票へのご記入をいたただき、待合室でお待ち下さい。
②診療室にて問診・検査
順番ごとにお呼びします。先程の問診票を確認しつつ診療室にてより詳しく身体の状態を確認させて頂きます。
③施術開始
基本は鍼(はり)と灸(きゅう)の両方を施術しますが、症状やご希望により鍼または灸のみの施術も致します。
鍼(はり)治療の場合
極細の鍼灸治療用の鍼を(ツボ)に刺します。
使い捨て鍼(はり)による施術なので感染症の心配は全く有りません。
お灸の場合
艾(もぐさ)を用いて経穴(ツボ)に熱刺激を加える方法です。
④施術後のフォロー
今後の治療方針や、ご自宅で出来るストレッチや筋力アップ運動、お灸を用いたセルフケアなどの方法をご紹介させて頂きます。
⑤お会計・次回ご予約
以上で施術終了になります。
料金
40分 5500円
出張料 1000円(鹿児島市内限定)
鍼灸(はり・きゅう)について
鍼灸院では、患者さんが来院されたら、最初にその症状、痛みの具合、部位、経過、原因その他をお聞きした後、東洋医学独特の手順にしたがって触診その他、脈診、聴診等の検査をさせていただきます。
さらに、科学的見地から法的に実施可能な西洋医学的検査をも併用して誤診の無いように注意しています。
鍼灸には、古来より診断、治療等について、いろいろな流儀がありますが、ここでは省略させて頂き、その概要についてご紹介します。
鍼について
きわめて細いステンレス製の鍼(長さ約15mm~80mm、太さ直径0.10mm~0.30mm)を経穴(ツボ)に刺入します。
刺入方法は、主に管鍼法と言って円形の金属或いは合成樹脂製の筒を用いて無痛で刺入します。
なお、一部では、中国で行われている方法として筒を使わずに鍼を親指と示指でつまみ刺入する方法も行われています。
経穴(ツボ)に刺入した鍼は一定の刺激(鍼を上下したり回旋、振動させたりします。)を加え直ぐに抜く方法と10~15分間置いておく場合があります。
また、刺入した鍼に、微弱な低周波パルス通電をする場合もあり痛みや筋肉のこり、血液循環の促進に効果があります。
その他、刺入せずに皮膚に接触させたり押圧させたする方法もあり、小児鍼として乳幼児の夜泣き、疳の虫などに効果があります。
なお、鍼の消毒は、現在では、オートクレーブと云う高温高圧式滅菌装置や化学的な方法で安全を期していますし、一回限りで使い捨てのディスポ鍼の急速な普及により感染症の心配は有りませんので安心です。
当院では、使い捨てタイプの鍼を使用しています。
お灸について
艾(もぐさ)を用いて経穴(ツボ)に熱刺激を加える方法で一般的に「やいと、お灸」と言われております。
その方法は、艾を直接皮膚上に乗せて着火させる直接灸と艾と皮膚の間を空けて行う間接灸とに大別されます。
直接灸の艾の大きさは糸状,米粒大の細いものから小指大のものまでありますが現在では、あまり熱い刺激を好む人は少なくなりました。
施灸後は、皮膚に水泡が出来る事がありますので予めご承知置き下さい。
水泡は2週間程度で治ります。
間接灸は、艾と皮膚の間に空間を作ったり、味噌、薄く切った生姜・にんにくなどの熱の緩衝材を入れたりして温和な熱さにしておりますので気持ちの良いものです。
その他に、刺入した鍼の頭(先端)にそら豆大の艾を取り付けて点火する灸頭鍼と云う方法や、熱の刺激源を遠赤外線やレーザーとする科学的な試みも実用化されています。
施灸や温灸は、ご自宅でも出来ますので、鍼灸師に指示を受けて下さい。
その他補助医療について
温熱療法、低周波通電、吸い玉、テーピング、などを行う場合もあります。