「もう旅行は無理」。治療の現場で、この言葉を何度も聞いてきました。そのたびに、本当にそうだろうかと思ってきました。段差と、移動と、介助。理由がその三つなら、支える側が用意すればいいだけの話です。
これまで、こんな旅に同行してきました
旅行業を始める前から、個人として同行してきた記録です。鹿児島から福岡・長崎・広島・神戸・東京・京都へ。県内では、買い物や食事の外出支援、温泉の入浴介助を重ねてきました。
- 50年ぶりに神戸の友人に会いに行った方
- 広島の同窓会に出て、旧友とビールを飲み、夜のイルミネーションまで見て帰った方(要介護3・車いす)
- 昔住んでいた東京を、もう一度見に行った方
- 近所の食堂まで、ランチを食べに行った方
「行けた」
広島へ行った方が、帰りに言いました。みんなから危ないから駄目だと言われていたし、自分でも難しいと思っていたけれど、行けた、と。別の方は、旅行をしたら生きてて良かったと思えた、と言いました。旅は楽しみのためだけのものではないと、私はこの言葉で知りました。
いま準備していること
旅行業の登録手続きを進めています。登録が完了するまで、旅行の募集・受付・販売は行いません。ここに書いているのは、これから形にする構想です。
- 親孝行旅(半日・1日・宿泊)— 鹿児島の着地型
- 訪日の方の旅 — 病気や介護、障害があっても鹿児島を旅できるように
- 写真をアルバムにしてお渡しするオプション
素の鹿児島を
鹿児島は「何もない田舎」と言われます。でも、畑の土、台所の匂い、温泉の湯、スーパーの棚、近所の人との立ち話。私たちが当たり前だと思っているものに、確かな価値があると思っています。名所を回るのではなく、この土地の普通の一日を、一緒に過ごす旅にしたい。
ひとりでは、やりません
ユニバーサルツーリズムが広がらない理由のひとつは、属人的になりすぎることだと思っています。だから福祉タクシー・通訳・介助者と組みます。組む前に、福祉の基礎と、お客様の国の文化と、介助の方法をお伝えします。誰か一人が抜けたら終わり、にしないためです。
これまでの評価
外からいただいた評価です。
- 鹿児島県ビジネスプランコンテスト JAL賞 受賞(令和7年)
- 観光庁事業「入浴介助者研修」講師(令和5年・主催 NPO法人eワーカーズ鹿児島)
- 鹿児島県ユニバーサルツーリズム推進モデル構築事業に採択(令和8年)